ポジティブなエネルギーで持続可能な社会を

アリゾナ州立大のサステナビリティリーダーシップがスタートしました。

その中で真っ先に感じたことがあります。

それは、サステナビリティの世界がとてもボジティブなエネルギーに満たされていること。
クラスメイトのほとんどが、既にサステナビリティに関わるポジションで活躍しているが、皆、気候変動、環境問題を解決しないといけない!という思いは同じなのですが、自分の仕事に誇りを持ち未来に可能性を持ってチャレンジをしている印象を受けました。

一方、日本ではこうした環境問題などを考える時、どこかネガティブなエネルギーを感じる時があります。自戒するようなエネルギーであったり、ひたすら我慢するようなエネルギーだったり。また、誰かを悪として捉え、環境問題等を考える自分たちが正しいという一方的な正義感を感じることも多いです。

しかし、米国のクラスではそういったエネルギーを一切感じませんでした。60代の生徒でオーガニック紅茶を経営している彼は、真っ赤なテスラでキャンパスに乗り付けて、俺の家の屋根は全部ソーラーだぞ!この車、クールだろ?といったノリ。色々な側面で、サステナビリティという切り口でビジネスと環境問題を共にHappyな状況にしていこう!という野心といい意味での軽さを感じました。

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また、サステナビリティという概念がビジネスセクターでも重要視されています。日本ではあまり聞いたことがない、CSO(Chief Sustainability Officer) チーフ・サステナビリティ・オフィサーと呼ばれる人たちが、日本のCSRとは違う、よりビジネスメインストリームとして活躍しています。

クラスにもU-HAUL(アメリカでは引越しなどで、自分でトラックや牽引のカーゴをレンタルする文化がある)のCSOがゲストスピーカーとして招かれ、お話を伺ったが、CSR (Corporate Social Responsibility)のような”Just doing the right thing”ではなく、より戦略的な役割を担っていました。

私なりに、サステナビリティとは「将来世代のニーズを満たす力を損なうことなく、現在世代のニーズを満たすこと」という定義が一番しっくりきます。

そのために、トリプルボトムラインと呼ばれる、「Economic経済」「Social 社会」「環境Environment」の3つのバランスを相互的に満たしていく。

経済成長を悪と捉えるのではなく、よりビジネスのメインストリームとして考えていく姿勢、バランス感覚を持ったリーダーシップが重要だと考えます。

LAの空港に着陸する時、網の目のように広がる高速道路に、数え切れないほどの自動車が走っているのが目に入りました。世界中の数え切れない都市で同じように自動車が走っていると思うと、想像もつなかい量の化石燃料の消費と、温暖化ガスの排出が毎日起きているこが容易に想像することができました。

しかし、今すぐ人の価値観を変え、車に乗らない生活をするべきだ、と言っても現実的ではありません。で、あるならばポジティブなエネルギーで、社会を変えていく方が、より人々はサステナビリティの世界へシフトしていきやすいのではないでしょうか?

もちろん、ディカップリングという概念もあり、技術力、イノベーションだけでこの問題は解決できないという認識もあります。その折り合いをどうつけていくのか、ここは今後色々考えていきたいテーマです。

「足るを知る」、「もったいない」、という価値観もとても素敵です。

ただ、「我慢する力」で変革を目指すのでなく、より「Sustain維持する」「Ability能力」をどう獲得していくか?によりフォーカスしていくことが、組織の変革、そしてより大きなレベルでの変革につながるのではないでしょうか。

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