Ecological Economicsの世界

Sustainability Leadership Strategyのクラスより

教科書の一つにEcological Economics という本があります。
ビジネススクール、学校社会、社会人研修でも絶対取り扱わなかった内容。
今後、サステナビリティを考えていく上で重要な概念だと思いましたので、
自分の理解の整理も兼ねてご紹介します。

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まず、Ecological Economicsとは何か?

従来型の経済学をこの本では、Neoclassical Economics(NCE)と呼んでいます。
簡単に言うと、人類の豊かさのためにひたすら効率的な分配(Efficient Allocation)を追求すること。その結果、パレートの法則のように、平等な分配が生まれない状態を生みます。
(このあたりはもっと深い内容ですが)

船に例えると、従来型の経済活動はとにかく効率的に積荷を船に乗せて目的地に到達していくようなイメージです。

Ecological Economicsは、船を地球と捉え、経済活動を積荷と捉えます。
積荷の限界を考慮しながら、船のデザインを変え、最悪な状況に備えて乗客に十分な食料等を準備するようなイメージです。
また、Ecological Economicsは、従来型のGrowthを探求するのではなく、Developmentを実現していくアプローチとも言えます。

<Growth VS. Development>

We define growth as an increase in throughput, which is the flow of natural resources from the environment, through the economy, and back to the environment waste.

While growth must end, this is no way implies an end to development, which we define as qualitative charge, realization of potential, evolution towards an improved but not larger structure or system– an increase in the quality of goods and services provided by a given throughput.

Development is the increase in quality of goods and services as defined by their ability to increase human well-being, provided by a given throughput.

つまり、成長(Growth)は、極端に言うと自然資本からの資源の流れ、そしてそれがゴミとして自然に帰っていく流れが増加すること。一方、発展( development)は、規模を追わず質の向上や自らの可能性に気がつくようなプロセスを指します。

GNP/GDPの成長が我々にとって当たり前の目標値となってきた今、果たしてそれが本当に成長を指す指標なのか?自然資本は有限であることは明らか中、大きな意識の転換が必要となってきています。

効率のみを追い求め、結局船が傾き、有毒なガスや油を排出し、乗客と荷物はぎゅうぎゅう詰め。そして、その先の目的地に一体何があるというのか?それが本当の幸せなのか?

市場活動が全てという旧来の経済観念から、市場は一部であり全体感を見ていく経済観念が、新しいリーダーには必要だと改めて実感しました。

想像以上のアサイメントボリュームに圧倒されていますが、
Sustainabilityに向けての船は、まだ出発したばかり。

Keep studying.

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